「SDGsと食品製造業 その1」では、SDGsについて話してまいりました。
前回の内容
- SDGsとは、持続可能な社会・環境を目指し、2030年までに達成すべき世界共通の目標
- 社会問題の解決、および会社として課題解決や評価の向上を図る
- 自社の事業・業務に合った「持続可能な」施策が重要
今回は、食品製造業におけるSDGsについて紹介いたします。
食品製造業×SDGs
現在、大手食品メーカーを筆頭に、数々の食品メーカーがSDGsへの取り組みを掲げています。
17つの目標のうち、最も取り組まれているのが
「12.つくる責任つかう責任」です。
この目標は、事業活動によって発生する環境への影響(天然資源の枯渇や、温室効果ガスの発生、廃棄物の排出など)に対する取組目標になります。
食品製造業においては、プラスチック使用量削減に向けた資源の循環利用や、エネルギー転換などが挙げられますが、一番は何といっても食品ロス削減に向けた取組です。
食品ロス削減は環境問題だけでなく、コスト削減や販売・製造の効率化など経営問題の改善にも直結するため、SDGsに絡めて取組みやすい目標となっています。
食品ロス削減への取組については、令和元年10月に施工された食品ロス削減推進法基本法に、食品製造業に求められる役割・行動が記載されています。
以下の記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください。
また、食品製造業のSDGsへの取組については、
農林水産省のホームページからご覧いただけます。
過剰在庫削減に、まずは需給業務の見直しを
過剰在庫による廃棄問題の改善にあたっての手段として、受注生産への転換や、製造方法の見直しによる賞味期限の延長などいくつか挙げられますが、大がかりな取組となると労力がかかります。
「自社の事業・業務に合った『持続可能な』施策であること」、
「社員ひとりひとりがSDGsを理解・納得したうえで、自社に合った目標設定、および取組を行うこと」が重要ですので、まずは現状の業務に対して、特に在庫問題に繋がりやすい需給調整業務や、生産量を決める過程で見直しや改善が必要ないかを見直すところから始めてみると良いでしょう。
業務を棚卸することで、思いもよらないところから作りすぎや過剰在庫の原因、あるいは、解決の糸口が見つかるかもしれません。
2021/12/07
課題解決シリーズ~②適正在庫での管理~
「需っ給さん」では、問題のある商品を認知させることで、未然に過剰在庫や欠品の発生を防ぐことが可能です。
一番の業務課題であった属人化を解決したことにより、在庫の適正化に繋がった事例もございます。 ぜひこちらもご参考にしてみてください。
食品メーカーY社様 導入事例
需給調整業務の属人化削減
キーワードを入れると、需っ給さんサイト内から検索できます。
例:需給調整